施工事例17
青葉区 T邸
 
施工前


以前、作庭をさせていただいたT様より、前回手を付けなかった部分に、再び作庭のご依頼をいただきました。

お施主様は京都が大変お好きでいらっしゃり、その風情や趣を楽しめる待合が是非欲しいとのご要望でした。

奥に見えるウッドデッキ、芝生が洋風の雰囲気のため、いかに調和するかが、今回のポイントになります。
上の写真と同じ位置から、ちょうど反対側を写した風景です。

ここから先は、下が車庫になっているため、土ではなく砂利が敷き詰められており、植木は全て鉢に入っています。
写真の手前部分が以前、当社にて作庭させていただいたお庭です。

この角の部分からお庭が見渡せるため、ここに待合を作ることになりました。
 
施工中


奥に見えるウッドデッキと日本庭園を違和感なく調和させるために、御影の切石を敷き並べて石畳を作りました。
御影石は和洋問わず、どちらにも用いることが出来ます。

左手前に作っているのは、立水栓です。
もともと、この位置にあったものを加工しています。
立水栓の完成です。
小舗石と、丸みのあるレンガを組み合わせ、そこに真鍮製の蛇口を付けました。
続いて待合を作ります。

最初にお打合わせした設計図面を基に、忠実に再現していきます。

満月と三日月をあしらった窓から、光が差し込み、お庭に影を落とします。
腰掛廻りの部分は、両面、山割(竹)を通していきました。
続いて雨樋の作成です。
竹を半分に割り、節を削って作ります。
棕櫚縄を竹に絡ませ、雨が滴るようにします。
待合の延段と飛石を据えています。
延段と飛石の周りには、三和土(たたき)にしました。
 
施工後


待合の丸い窓に光が差し込み、神秘的な雰囲気です。
待合に腰掛けて撮った風景です。
待合の脇に、光悦寺垣と灯篭を据えました。
起伏をつけ、杉苔を張りました。
また、水鉢の周りにシダやササを植え、お庭に潤いを与えました。
以前、作庭した所から見た風景です。
今回、建仁寺垣が古くなっていたため、新しく交換しました。

奥へと誘う細い小道が、待合へと続いています。
枝折戸を設け、奥行きをだしました。
ちょうど秋が深まりはじめた季節に完成したので、紅葉がとても綺麗です。

京都の歴史ある魅力には及びませんが、自宅のお庭でこれだけの風情と趣を楽しむことができます。
しかも、駐車場の上で・・・。


お施主様にも、希望通りのお庭が出来たと大変喜んで頂けました。
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